言葉の速さと遅さ

しゃべり言葉の速さと思いつきさ加減、話されたそばからもうどこにもなくなってしまうような、自分に溜まっていかない感じと、書きつけられた言葉のどうにも動きようのない遅さ、言いつけられた言葉のずっとぐるぐるとまとわりついてくる停滞感と、こういう…

いつまでになにをしなければいけないか

転職をして、すこし体調を崩して、用意していた二つの行事をなんとかこなした後で、でもやはり「いつまでになにを」という頭はずっと自分の後頭部にへばりついて不快。死ぬまで「いつまでになにを」と考えていくのか。それとも働いている間ずっとなのか。し…

それは偶然です。

フリードリヒ・キットラー『グラモフォン・フィルム・タイプライター』ちくま学芸文庫の上巻を読んでいて、グラモフォン(蓄音機)がいかに霊的なものを物理的なものに捉えなおさせたか、というぐらいのところですでにものすごい興奮している。 このブログの…

梨を食べたい

梨を食べたいと突然思って、梨は味がおいしいというよりも。梨を食うという体験全部がおいしいんだと決めつけて、梨だけじゃなくて、そういう全部がおいしいというような体験を望む。スティーブ・ジョブズが死んだというのを残業中に知って、やっぱりツイッ…

△おやつ

鼻血でた

何年ぶりかくらいに鼻血がでた。興奮と動揺と放心と思考。

グー神

グー神が夜の闇にまぎれてメロンの実を食べていると、足元に数十人の人間が来て、彼等は大きな声を出して騒いだ。グー神がたいそう怒って地上に向かって口から種をふきだすと、種は足下の人間のうち何人かをつぶしてしまい、人間たちは増えて余計に大きな声…

グー神

グー神とパー神がいた。グー神とパー神が争えば、決まってパー神が勝利を手にした。あるとき、敗れたグー神が嘆いて言うには、 「私はいまだかつて存在しなかったことはないが、その存在の際にパー神に勝利したこともまた無い。勝ったことのある相手といえば…

8/29

大事にする術

みんなそんなに余裕はないし、 そういう自分を大事にする術をちゃんと知ってる。

主たちはいない

パソコンに引きずられる。

一緒に仕事をしている敬愛する企画のおじいさんは、いつもレポート用紙にアイデアとか企画書とかなんでも鉛筆で書いていて、理由を「パソコンに引きずられるから」と言っていた。タイピングで文章を書くときに、データを作成して、字を画面に表示するのには…

変な時間

最近リズムを確保するために睡眠薬飲んでいたから、今日疲れてて飲まずに寝たら変な時間に起きてしまった。 シャワーを浴びたら頭がさえて眠くなくなって、少し考えた。 気がかりになっていることっていつも少なからずあって、それは客観的に把握している(…

連休終る

横浜トリエンナーレは基本撮影OKでおどろいた。 真ん中ぐらいにある髪を切ってる映像の写真は、 タナカコーキというひとの作品のひとつで、 9人のヘアドレッサーが同時に一人を切るというのを、 説明もなくただひたすら撮っていて、 企画の説明もないんだけ…

8/14

ひきつづき(しかしうろ覚えになりつつ)宮崎親子

そうして、そうやってゲド戦記をつくった宮崎吾朗のことを、宮崎駿が「他のスタッフにとっては全く必然性はなかったけど、彼にとっては必要な仕事だったんでしょう」みたいなことを言っていて、そうしゃべっているときの表情はすごい説得力を持っていて、そ…

NHKの番組で宮崎吾朗の決意に感動した。

私は父の重圧みたいなものは社会的なものとしてはあんまり感じてなくて(倫理的なものとしては結構感じるけど)、宮崎吾朗が父と違う職業を選んだ後で、鈴木敏夫にジブリ美術館の建設にあたって父と仕事(アニメでないにしろ)をすることになって、そのあと…

ヒルネと一日

「詩とは勝利を失うものである。そして権威ある詩人とは勝つために、死にいたるまで敗れることをえらぶ者である」(『文学とはなにか』) サルトルはここで詩人を散文家との対比において語っているが、これは文学者全般について言われることである。このこと…

マス

マスをマスとしてそうだこうなんだマスなんだと受け容れてしまう要領のよさと愚かさ。個人を個人として、そうだ個人なんだ結局のところ一人なんだと、受け容れてしまう要領のよさと愚かさ。それが自明なだけ理解したんだ経験上という賢さは、同時にそれが自…

全くです、全く僕は叫びました。

デスク・トップ・パブリッシングの勉強をしていて、デスク・トップ・パブリッシングに使用する機器の、ハードウェアとソフトウェアがあることを知り、参考書曰く「ハードウェアとは目に見えて手で触れるもの。ソフトウェアとは目に見えなくて手でさわれない…

昨日麓さんに会った。

制限勤務の定時あがりで、総武線直通三鷹行きの電車を高円寺で降りて、ホームをドアとドア一区間分歩いたら視線を感じて、みたら見たことあるような細い男性が自分を見ていて、一度視線をそらして思い直してもう一度見たら、それは麓さんだった。寄っていっ…

7/24-2

7/24

面白くない人の話を聞いてるときにこそアイデア群発す。

今日、老人が大声で面白くない話をしていたが、 それを聞いている間に、考えが出てきて、 開いていたテキストに全部メモした。

ことばでた

ことばでた。 なにかに応えるときに出る言葉は、 なににも応えずに出る言葉と違うけど、 いずれにしても言葉だ。 うんこでた、みたいなことばでた、だ。 クレー展にいった話を聞いて、会社の先輩の牛久保さんは、抽象画は大の苦手なんですよねと、もう一人そ…

めちゃイケが面白かった

交差点

交差点がすごい好きで、 しかも交差してる道が坂道になってるとなお面白い。

KOTOBA DENAI

悪意も敵意も大っ嫌いだけど、向けられたとたんに自分にも沸いてきて不思議。いつかどこかで動き始めちゃった連鎖。動き始めちゃったとかではないかもしれない。始まって続いてきたんじゃないかもしれない。動いているものに支えられて静止している今は不思…

言葉でないシリーズ

言葉!でない! 言葉!でない! 建物!待ってる! 通過を!待ってる!

言葉でなくなる

働くと言葉でなくなる。